自然災害への備えと非常時の行動について
コラム
2026/05/22
日本で生活するにあたって、災害への備え方がわからず、不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。政府広報オンラインによると、今後30年以内に70%の確率で首都直下地震が発生する可能性があると言われています。いざという時に自分の身を守るためにも、この記事を読んで正しい防災知識を身に着け、非常事態に備えましょう。
ねらい:地震・台風などの緊急時に落ち着いて行動できるようにする
■非常時持ち出し袋

非常時に慌てないためにも、事前に持ち出し袋(大きめのリュックサックなど)を用意しておくことが望ましいです。その中に、水や食料品のほか、衣類、マスクや手指消毒アルコールなどの衛生用品を入れておきましょう。もし自分で全てを用意するのが大変であれば、「防災セット」のような市販品を購入してもよいでしょう。首相官邸ウェブサイトが便利なチェックリストを公開しておりますので、確認してみてください。本記事では、非常時持ち出し袋を用意するにあたって、押さえていただきたいポイントをお伝えします。
●水:3リットル
持ち運ぶ水の量は、3リットルが望ましいです。しかし、持ち出し袋が重くなれば移動するのも大変になるため、3リットルを目安にしつつ、持ち運べる量を準備するようにしましょう。災害時に備蓄水を配布する自治体もあります。
普段から自宅に備えておく水の量は、1人1日3リットル×最低3日分が望ましいです。持ち出し袋だけではなく、自宅にも水を用意しておきましょう。
●常備薬:いつも服用している薬を忘れずに
普段から薬を飲んでいる方は、同じ薬を持ち出し袋に入れておきましょう。また、ただ袋に入れるだけではなく、定期的(1~3か月に1度)に薬の使用期限が切れていないか確認しましょう。
●衛生用品:多めに用意すると安心
災害時にはトイレへのアクセスが難しくなりますので、非常用トイレを複数個用意しておきましょう。1人1日7回分×1週間分(ライフライン復旧目安)を用意することが望ましいです。多くの100円ショップで購入できますので、チェックしてみてください。
女性の方は、生理用品を準備しておきましょう。併せて、中身が見えない/消臭効果のあるゴミ袋もあると安心です。
意外と忘れがちですが、歯磨きセットも大切です。必ず持ち出し袋に入れましょう。
■防災アプリについて

緊急地震速報や、リアルタイムでの災害状況がわかる「防災アプリ」をインストールしておけば、非常時でも落ち着いて行動することができます。例えばヤフーの防災アプリでは、災害マップを確認することができます。危険な地域が一目でわかり、便利です。Safety tipsやNHK WORLD-JAPANは、外国籍の方向けに設計された防災アプリです。そうしたアプリを利用すれば、日本語に自信がない方でも、正しい情報をもとに行動を選択することができます。さらに、自治体ごとの防災アプリもあります。「自分が住んでいる場所の詳しい災害情報が知りたい」という方におすすめです。
■全国瞬時警報システム(Jアラート)について

Jアラートとは、地震や津波といった非常事態発生時の情報を①携帯電話等へメール配信②防災無線等によって国から住民へ瞬時に伝達するシステムのことです。お手持ちのスマートフォンでも、Jアラートを受信することができます。機種によって若干設定が異なりますが、もしiPhoneをお持ちでしたら、「設定」アプリの「緊急地震速報/災害・避難情報」セクションの各項目を「オン」にすることで、受信することができます。
■避難場所確認・家族/友人の安否確認

防災アプリやお住まいの地域のウェブサイトを参照し、災害時の避難場所は必ず把握しておきましょう。
また、家族や友人の安否確認(無事かどうかの確認)についても、事前に頭に入れておきましょう。災害用伝言ダイヤル(171)を使えば、家族や友人に伝言を残すことができます。SNSのグループチャット等で、被災場所の写真や状況を共有することもできます。企業に勤めている方の場合は、指定された安否確認システムへの登録が必要なことがあります。こちらのサイトには、企業の方、家庭の方それぞれに向けた安否確認システム情報やその詳しい説明が記載されています。ぜひ確認してみてください。
■自宅での備え(地震)

地震による自宅や職場の被害を最小限に抑えるためにも、家具の固定や窓ガラスの補強を確実に行いましょう(賃貸住宅にお住まいの場合は、事前に大家さんに相談しましょう)。ホームセンターや通販でそうしたグッズを購入することができます。それだけではなく、家具の配置を変更して、万が一家具が倒れても、ドアが塞がらないように工夫しましょう。地震は寝ているときに発生する可能性もあります。寝室に、上から落ちてきそうなものがあれば、撤去したり別の場所へ移動させたりしてください。こちらのサイトでは、イラストつきの詳しい説明を確認することができます。
■まとめ
✅非常時持ち出し袋には衛生用品を多めに入れましょう(常備薬も忘れずに!)
✅防災アプリをインストールし、非常時でも落ち着いて行動しましょう
✅家族や友人との安否確認方法を、今一度確認しましょう
✅自宅での対策はできていますか?家具の固定や配置変更など、できることはやっておきましょう
「備えあれば憂いなし」ということわざのように、普段から準備を整えておけば、万が一の事態が起きても慌てずに済みます。災害発生時には、信頼できる情報源から発信された情報を元に、落ち着いて行動しましょう。本記事が、皆様が安全に過ごす上での助けとなれば幸いです。
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